Saturday, September 24, 2005

WhiteStripes

                    Keyspan Park(Coney Island)にて。


WhiteStripsのコンサート。
招待をもらったのでした。
うーん ラッキー。

会場に着いてみると、
開演まで2時間半以上あるというのに
先頭が見えないほどの大行列。
なんか やたらと目がチカチカするぞ と
辺りを見回すと、
みんな 赤 なんです。
赤の洋服。

”WhiteStripesなのに 何で赤なんだろう?”

コンサート会場は、マイナーリーグのスタジアムで
なーんと ステージ直下のスポットを確保。

開演まで 青空の下、ステージをバックに
皆で円座になって ビール飲んだりして、
隣では 小学生軍団がトランプしてるし、
野外コンサートは やっぱりいいです。


・・・・なんて言っているうちに
あれよあれよと人波が押し寄せてきて
いつの間にか ティーン軍団に囲まれ・・・
身動き取れないほどの混雑。
まだ演奏始まってないのに 
スピーカーから流れる音楽に合わせて 皆踊る、跳ねる。
スペース無いのに 回ってる人もいたりして。

押しつぶされそうになりながら 
一生懸命自分のスポットを保守していると、
同行していたデザイナー氏から いきなり質問を受ける。

Yngwie Malmsteenが言ってたんだけど、
日本のオーディエンスはお行儀が大変いいそうね。
彼のコンサートの時も まるでクラッシックコンサートの様だったって。”

”昔はそうだったかもしれないけど、
今はそうでもないんじゃないかしら?”
と答えつつ、
アメリカのオーディエンスの熱狂振りが
尋常じゃないのではないかしら・・・
なんて思いつつ・・・。

何てったって この国ではいつでもどこでも
”おどらにゃ そん そん!”
な人達で溢れてますから・・・。 



話は戻って。


ポップなメロディに知的な歌詞のガレージ・ロックのグループ”Shins

ちっちゃい小太りのキーボーディストが
色々楽器を持ち替えつつ 走り回って大活躍!
っていうのが印象的だったバンド”Brendan Benson

そして 真打”WhiteStrips” 。

スピリッツとエナジー、アイデアに溢れた
興味深い方向性のデュオで
リーダーの彼の才能にはホントに脱帽でした。
まず 彼から目が離せない。
すごい存在感。
スターの貫禄。
そして ピアノ、ギター、ヴァイブラフォン、オルガン、ベースに至るまで
様々な楽器を弾きつつ(うーん かき鳴らすと言う感じでしょうか) 熱唱。
技術云々はさておき そのパワーと情感というか官能的というか
なんともいえない魅力が音になって発信されていました。

一方、相方のドラムの彼女
ドラム殴ってるって感じで、

もうちょっと練習した方がいいよ・・・メトロノーム使って・・・
うちの5歳の甥っ子だってもう少し叩けるよ・・・

っていうのが どうも頭から離れなくて
楽しめなかった・・・です。
そして 2曲ほど マイクを握り締めて
歌っていた彼女ですが、

音楽って・・・

人様の前でお金もらって歌うのって・・・・

        何がボーダーラインなんだろう・・・って

あぁ、もうこんなこと考えるのはやめよう。
自分を嫌いになってしまいそうだ。

・・・って また 楽しめなくなってしまったのですが・・・。

一緒に来ていた同僚の彼氏(我がスタジオでアルバイト中)は 
うかつにも 
”ドラムのMeg White、セクシーでかっこよかったね。”
と無邪気に連発したばかりに 
彼女からばかりでなく、
ボスのファッションデザイナー氏からも ひんしゅくを買い、

”その稚拙なアート感覚は うちのスタジオには必要ないわ。”

と 息も出来ないほどの人込みの中に
1人置いてきぼりにされてしまいました。

あ・・・アメリカと言えども
言論の自由が無い場所もあるんだ・・・・

女王様のもとでは
女王が法律。

世界共通ですね。




 





 

Sunday, September 18, 2005

Home of Underground Rock CBGB


現在関わっている仕事の 映像エディター
CBGBでライブをするというので
”Hard Rockはつらいんだよなぁ・・。”と思いながらも
出かけてみた。

開演前というのに 店の前には行列ができており、
近くにいた鼻ピアスの女性をつかまえて、
”人気バンドなの?”と尋ねてみると
”CBGBなくなっちゃうかもしれないでしょう。
だから最近は救済運動みたいな感じで
連日こんな様子よ。”

そういえば先日もユニオンスクエアでCBGB救済ライブがあって
物凄い動員数だった。

辺りを見回してみると 行列に並んでいる人達の
年齢層もジャンルも幅広く、
60年代には さぞピップだったんだろうなぁと思わせるような
古くからのビレッジの住人らしき人々も多くいた。


今夜はハードなBandが勢ぞろいで
大音量がつらいのは 持参の耳栓で何とかなるのだが、
このエナジー溢れるオーディエンス、
臆病Tiny日本人の私には拷問である。
盛り上がると、ジャンプしながら 辺り構わずタックル。
ヴォーカルと共にシャウトする オーディエンスは
大きなスピーカーからの爆音をも上回る。
一緒になってやってみたら 楽しくなるかなーなんて
跳ねてみたりするんだけれど、
この手の音楽には 何故だか

”大柄で筋肉質”
”ひげに覆われたコワモテ”
”汗が飛び散ってる”
”相当な熱血漢(力いっぱい)”

な人達が多く、
なんとなーく”自分って 蚤みたい?”

私のまん前で拳を振り上げ ぴょんぴょん跳ねていた
ロード・オブ・ザ・リングの君”が
突然振り返り
”楽しんでる?”

おぉぉぉ!そーだ。
人生は短いのだ。
今を満喫しますよー!

と思い直し 両脇の男女プロレスラー達にタックルされつつ
つぶれつつ・・・

いいエクササイズになりました。

休憩時間、BGMに耳を傾けていると
懐かしい歌声。
マルコシアス・バンプの秋間さんだ。
私のRock歌手(ギャルバンをやっていた)時代のアイドル! 
一体誰がこのBGM選曲をしているのか・・・と
サウンドエンジニアに話し掛けてみると
かなり珍しい感じの変形モヒカンの彼、
とびっきりの笑顔で

6月にNYで彼らのバンドを聞いて
もう すっかり大ファンになってしまってね。
毎日かけてるよ。このCD。
今まで出会ったバンドの中で、一番だね。”

意気投合した我々、
日本のバンドの話に
花が咲いたのでした。

ハードなロックの
骨太な演奏が続く中・・・というのを
追記しておきます。

Saturday, September 17, 2005

Evil City FILM FEST Award winnewrs in gala event



Monday,Sep 12th、Evil CityFilm Fest.”Closing party”だった。

映画祭開催中の会場の一つとなった
Otto's Shrunken Headで
授賞式も兼ねて行われた。

仕事の後、少し遅れて到着すると
会場は溢れんばかりの人。
私と同じくCM業界で仕事をしつつ本業を操業する
ミュージシャン、
映画ディレクター、
役者、
ファッションデザイナーなどの
顔見知りもちらほら。
ビールで和みつつ、
情報交換や近況報告に花が咲く。

さて、間もなくして授賞式は
華やかなバンドのサウンドで幕を開けた。
華やかな・・・と思ったのは ほんの一瞬で
なんだか不思議な帽子を頭に乗っけているこの人達、
ケッケッとかヒュッヒュとか
口々にジャングルの鳥みたいな声をあげながら
なんともエロちっくな音の世界へ。
こういう演出に 
主催者Jim氏のエッセンスがとても効いている。
ダウンタウンの、
その筋のアーティスト達の溜まり場的ライブハウス兼バーで
リラックスムードの中 
ちょっとフォーマルな感じで
この手の随分と個性的な実力派バンド・・・っていう・・・。

主催者Jim氏、
セクシーなドレスに身を包んだアシスタントの女性、
そしてこの素敵なバンドのリーダーで
ヴァイブ奏者&シンガー(?)の巧妙なナビゲートで
受賞者が紹介されていく。

●バンドの名は・・・・。
Fisherman's Vibrophonic Orchestra

前回の記事でピックアップした
私のお気に入り作品のいくつかも
受賞していた。
会場の中に10人程からなる
正装した黒人の家族らしき団体を見かけ、
もしかしたら・・・・と思っていたら
やはり Erik監督のMore than a woman、 
Best Comedy 受賞。
彼のおばあさんだろうか、
杖をついての参列、
80歳は超えている様子のこの女性は
受賞の瞬間 立ち上がって満身の拍手を贈っていた。
懸命に創り上げた作品が 
何らかの形で認められると言うことは
家族をも幸せにするんだなぁ・・・
と、なんだかしみじみ。

やがてクライマックスを迎える。
地元NYCのアイコン的映画関係者などの挨拶に続き、
特別審査員、ゲストプレゼンテイターとして
Super Size Me の監督Morgan Spurlock氏が登場。
会場は更に盛り上がる。

Best Experimentalに 
The Un-Shaven Auther のJoshua Bishop監督、
Best of NYCに
The Bicycle Gangs of NewYorkの Cheryl Dunn監督(欠席)
など、それぞれ受賞者がMorgan氏から盾を受け取り
マイクを手にヒトコト コメント。
制作スタッフや映画祭協力者、
オーディエンスへの感謝だけでなく、
家族の協力への感謝を心から語る監督も少なくはなく、
映画制作の道程の厳しさ、険しさを実感した。

2005 ECFF Award winners

授賞式後、Morgan氏を含め
出席していた監督達との会話に加わる。
総資金$99で短編を作ったという人もいれば、
15分の作品に3年を費やしたという人、
制作途中で資金が足りなくなり
中止するわけにもいかなかったので
家族の同意を得て
家財道具や車など 
カメラ以外のものは全て売り払い
資金を作ったと言う人も。
More than a womanのErik氏は 
全ての費用を自分のポケットから捻出し、
週末を使って撮影(本人は普段会社員をしている)、
仕事の後 深夜 機材の整った友人宅へ通い
こつこつと編集をし、
1年ほどかけて作品を完成させたと言う。
そんな話に耳を傾けていたMorgans氏は
皆に色々と有効な提案やアドヴァイスをしていた。


インデペンデント映画は、
Jim Jarmusch監督などに代表されるように
制作スタジオを所有せず、流通などの組織も持たず、
制作者自身で出資もしくは資金を集め作られるということが
大手メジャースタジオと異なる。
企業組織の一部として映画制作をするわけではないので
制作者の意向、方法が100%反映されるわけだが、
完成された作品が買い取られ、
広く世の中へ公開される為には
それらの全ての過程を含めて
”成功する作品””良い作品”を作ると言うことは
至難の連続である。

しかし インターネットやケーブル、
レンタル業者などの発展、拡大により
様々な形で流通経路を獲得できるようになった今、
単なる娯楽目的だけではない、
個人発信のメディアも 世界へ向けて発信され
それが受け入れられる可能性も大きくなってきた。
そして作品のクオリティも確かなものになってきている。

今回参加した このインデペンデント映画祭、
充実した作品が肩を並べ、
それぞれがオリジナリティや伸び伸びとした実験に溢れ、
オーディエンスとして 心から楽しむことが出来た。
制作者達が映画を作り続け、
良い作品は公開されるチャンスを得、
更に このような映画祭が皆から支持され続いて行く事を
心から祈ってやまない。















 


 

Friday, September 16, 2005

EVIL CITY FILM FEST part2





























引き続き 件の映画祭のお話。

NYにおける劇場での映画鑑賞の醍醐味は
何と言っても”オーディエンス”による所が大きい。
映画の種類にもよるが
特にエンターテイメント系映画では
リラックスしたオーディエンスも一体になって楽しむ。
スクリーンに向かって”そりゃないよ!”とか突っ込む人あり、
時には ポップコーンが宙を舞うこともある。

先述の”More than a woman”の上映された会場での話。
イーストビレッジにあるOrchid Loungeという
90人入れば満席になるようなラウンジ(カウンターバーもある)に
上映予定時間より少し早めに到着。
が すでに立ち見が出ているほどの大入り。
最前列の端のほうに少しスペースがあり
そこの床へ絨毯が敷いてあったので 床へ座ることに。
暗い会場を見回してみると
オーディエンスの約90%がブラックの人達。
老若男女、中には正装して来ている家族らしき人達もいたので
上映される映画の監督は黒人だなと。

映画が始まると同時に”シーッ!シーッ!お静かに!”
と思いきや
のっけから ユーモラスな夫婦のやり取りのシーンが続くので
会場は爆笑の渦。
”ひーっひっひっ!この女優さん、うちの女房よりケンカ強いなぁ!”
と誰かが叫べば、
”うちのはもっと強いぜ!”
と そこら中からレスポンス。
作品中に出演している俳優が来場していて
その彼がスクリーンに出現する度
皆で彼の名をコール。
スクリーンの中の悪役の彼が何かしでかすと 
”おーまいがーっ!なんて悪い人!”
もう大騒ぎである。

と お祭り騒ぎかと思うと
また別のオーディエンスが
”エークスキューズミィーーー!!!
台詞が全く聞き取れませんので お静かに!
もしくは スピーカーのヴォリュームを上げて下さーい!”

こういうコメディタッチの映画は
会場一丸となって盛り上がりつつ鑑賞するのが本当に楽しい。

同じ日に、短編映画の上映された会場、
Otto's shrunken headでもこんなことが。

実験的な短編映画特集だったのだが、
その中に なんとも不思議な映画があった。
サブウェイが走り出す場面から始まり
ただひたすら 駆け抜けるサブウェイが
側面から写しだされており、
セリフもストーリーも無い。
何か展開があるわけでもなく
同じ映像を見続けている・・・そんな感じ。
次第に会場内もざわつき始め
”What's goin on here!”なんて声もあがり始めた・・・

その瞬間

オペレーターが誤まってプレーヤーをストップしてしまった。

会場は更に騒然。
”うーん これからいいとこだったかもしれないのに!”
”君!もうたくさん!って思っちゃったのー!?”

皆の野次に動じることなく
”かたじけない。よくわかんないけど
どうやら電源を切ってしまったみたいだな。
あれ 冒頭に戻っちゃってるなぁ・・・。ははは。”
と オペレーター。

”じゃ もう一回 最初から見るのーー!?”
”何処で止めたか 見つけられるかな?
ずーっと同じ映像が続いてたけど・・・。”

”大丈夫、どこで止まったか覚えてるよ。
さ、再開だ。”

と 再び あの目がくるくるしてしまいそうな映画が始まる。

と、1人の女性が席を立った。
バスルームに向かったようだ。

今か今かと次の展開への期待に胸を膨らませる観客をよそに
程なくして この映画は 突然 終わった。

件の バスルームへ行った女性が
タイミング良く帰ってきた。

"You missed the best part of this move!"
誰かが彼女に向かって叫ぶ。

"I know!"
と 真顔で彼女が応じる。

会場大爆笑。

監督は こんなオーディエンスのコミュニケーションを期待して
この映画を作ったのだろうか・・・・
なんて思ったりして。


この日最も盛り上がった、
Orchid Loungeでの More than a womanの上映の後
主催者のJim氏と この映画の監督Erik氏が観客の前に現れ
挨拶をした。

やはり 会場は再び盛り上がり、彼らを称えた。

1人の黒人女性が舞台に乱入し
”この映画祭に賛同し
第二回目の開催に皆で協力しましょう!”

割れんばかりの拍手が いつまでも続いていた。

Thursday, September 15, 2005

EVIL CITY FILM FESTIVAL(NYC)


9/8~9/10の週末3日間にわたり、EVIL CITY FILM FEST.
が 開催された。
マンハッタンのイーストビレッジから
上質な各種のインデペンデント映画を発信していこうということで
始まったこの映画祭、今回が第一回目。
全米から約90作品の様々な種類の映画が集められ、
イーストビレッジの4つの会場、
劇場、アートセンター、バー、ラウンジで
次から次へと上映された。

主催者のJim Muscarella氏のオススメを元に
幾つかの 短編、長編コメディー、
実験的な短編映画、短編アニメーション、
ミュージックビデオ、長編ドラマなどを観た。
どの映画も 個性的な展開、視点、映像で
飽きることなく楽しむことが出来た。
インデペンデントと聞くと、
低予算でクオリティも・・・?と思ってしまいがちだが
ほとんどの映画が、監督やプロダクションの実力が伺える
見ごたえのあるものだった。

とりわけ印象の深かった映画をいくつか紹介しよう。

More than a woman
Director:Erik M. Bess (98min)

失業をきっかけに、ちょっと危ない仕事へと手を染め始める
主人公に降りかかる災難の連続・・・・・。

役者陣がとにかく良かった。
ちょっとしたしぐさや、台詞に抱腹絶倒、
目が離せなくて あっという間の1時間半。
クライマックスで 畳み掛けるようなどんでん返しの連続。
後を引く映画だった。

Zoe Xo
Director:Paul Rachman(5min)

1人の男が 今は亡き美しき人Zoeを語るドキュメンタリー。

自分が彼の横で話を聞いている錯覚に陥った。
切なくなるほど繊細なのだがとても力があった。
淡々と語られるそのコトバにインパクトがあり
つい台詞を覚えてしまった。

Sugar
Director:Lisa Barnstone(7min)

少女とスノーボードの物語。

ファンタスティック!

The Un-shaven auther
Director:Joshua Bishop(15min)

作家の苦悩を描いた物語。

最小限の台詞と、スピード感、
日常に溢れる音と映像とのコラボが
作品に緊張感を与えている。
シリアスな映像が展開する中
随所にちりばめられた”くすっ”っと笑ってしまう
小技にも脱帽。

White trash BBQ
Director:Frank Fusco&Jim Muscarella

NY周辺で活躍するパンクバンドが集結してのBBQパーティー。
パフォーマンスあり、乱闘アリ、感動アリ。

猛獣使いのごとくミュージシャン達を操り、なだめつつ、
本音や興味深いヒストリーなど
普段聞けない話を次々とカメラに収めていく様子が
スリリングかつ面白い。
出演するパンクミュージシャン達の過激なファッションや演奏、
とりわけ年齢層の幅広さに”おぉ・・・。NYだなぁ・・・。”



まだまだたくさんあるのですが
今日の所は この辺りで。 


近日中に この映画祭の主催者Jim氏からの
コラムも届く予定ですので
乞うご期待!

Monday, September 05, 2005

紹介

NYに住んでます。

日々、何かと面白いものを見つけます。
面白い人たちとも出会います。

せっかくだから
皆さんに この欠片だけでもお伝えできれば・・・と思い
ブログを始めることにしました。